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2015年1月12日 (月)

わたしのオススメ!能代・小友沼

真っ暗闇の中で

3月半ば、朝4時半。私は民宿を出発して

懐中電灯片手に真っ暗闇の農道を歩き、

沼に近づいて行くと、

「キュルル・ルー、キュルル・ルー・・・」と

甲高い鳥の鳴き声が大きくなっていく。

小高い丘に囲まれた沼に、

鳴き声の主たちがいる。

伊豆沼や蕪栗沼から北へ帰るために

立ち寄ったマガンたちだ。

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鳴き交わす声がピークに達した瞬間、

地を揺るがすような鉄砲音のような

音が響き、マガンの飛び立ちが始まる。

日の出前のマガン塒立ち第一波だ。


マガンの塒立ち

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その後、東の空が白み始め

マガンの飛び立ちは最高潮となる。

沼から飛び立ったマガンの大群が

空を覆い、観察者たちの頭上を

飛び越えて行く時、私は感動の

あまり異次元の世界に引き込まれた

感じになる。

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毎年、3月初めから3月後半にかけ、

マガンの塒入りと塒立ちの

ドラマティックなショーが繰り広げられる。

その数、最大20万羽を超える。

マガンが1万~2万羽単位で断続的に

沼から飛び出し、居残りが少なくなった頃から

ハクチョウの飛び出しが始まる。

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その数、1万近い。

ハクチョウの飛来地として有名な瓢湖と

肩を並べる羽数だ。

ここは秋田県能代市にある小友沼。

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(おとも自然の会・会長の畠山正治著

「世界の宝・雁が渡る能代平野~小友沼」の資料より)

伊豆沼の4分の1にも満たない

こじんまりとした小友沼は、

沼一面が見通せて探鳥には

絶好の場所だ。

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沼のほとりに立てられた観察小屋は、沼全体が見渡せる。

「おとも自然の会」が運営するこの小屋は、人の心も温かい。

石油ストーブを囲み、暖かい珈琲をいただき

会の方たちと鳥談義に花を咲かせるのも、

私の楽しみのひとつになっている。

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世界一のマガン飛来地

ところで、マガンは世界の80%の20万羽が

伊豆沼と蕪栗沼に飛来すると言われている。

その20万羽のマガンが春に集結する

小友沼は、1ヶ所の飛来地として

世界一と言って過言ではない。

マガンたちは4000km離れたシベリアに

戻るため、小友沼周辺の田んぼで

しっかり栄養補給して体力を蓄える。

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(おとも自然の会・会長の畠山正治著

 「世界の宝・雁が渡る能代平野~小友沼」の資料より)

沼の後背が山林に覆われ、

前面に美田が広がる小友沼は、

マガンを主とするハクチョウたち

渡り鳥にとって、ネグラと採餌の

理想的な場所になっている。

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おとも自然の会

その小友沼で地元の自然保護団体

「おとも自然の会」の人たちが

沼のほとりの観察小屋を中心に、

たゆまない環境保全活動を行っている。

自治体も小友沼を鳥獣保護区に指定し、

野鳥たちを守っている。

小友沼は日本で数少ない昔ながらの

素朴な自然が保たれ、渡り鳥たちは

安心して飛来するようになっている。

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「おとも自然の会」では、春秋に小友沼に

飛来する野鳥たちの数をカウントして記録。

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それを能代市役所に渡し、市のホームページで

週間の野鳥飛来状況を公開している。

「小友沼の概要ー能代市」

この取り組みは全国的に稀で、貴重な資料と

なっている。素晴らしいことです。

私はその飛来過去データをもとに、

マガン飛来ピーク時を予測しながら、

小友沼に出かけることにしている。

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一方、マガンの秋の渡りは3万~4万羽と

春より少ないものの、

最近、ハクガンやシジュウカラガンの飛来が

増え、中身の濃い探鳥ができる。

そんなサンクチュアルな小友沼と、

マガンを主とする渡り鳥たちとが

織りなす大自然のドラマを見たさに、

私はここ数年、小友沼に出かけている。

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五能線と白神山地

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さて、この小友沼から2kmの距離にある

JR東能代駅は小友沼の最寄駅で

あるとともに、ローカル列車ランキング

1位の五能線の出発駅でもある。

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五能線に乗って、世界遺産の

「白神山地」の大自然にふれる

こともできる。

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(ちょうど東能代駅にリゾートしらかみの「くまげら」が入線。)

五能線のリゾートしらかみは

くまげら・・・白神山地に生息するクマゲラ

撫(ブナ)・・・白神山地のブナ

青池・・・十二湖の神秘的な青池

とそれぞれをイメージしたものになっている。

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野鳥の宝庫・小友沼と、

世界遺産「白神山地」への五能線の旅。

私のお勧めです。

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コメント

こんにちは~

凄い数の雁ですね。
うちの近くでも数羽見かけることはありますが、あんなに沢山の雁や白鳥は見たことがありません。

yuukiさん コメントありがとうございます。小友沼は観光化されていない野鳥の聖地です。今やマガンでピーク飛来が20万羽。ハクチョウで1万羽を超え、壮観な眺めです。

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